仰烏帽子山のフクジュソウ

　フクジュソウの見頃とあって、多くの登山者が訪れていた。私が到着した時は満車状態で、駐車場が空いて無かったので、駐車場から少し下った所の林道脇に駐車させた。

　登山口横に山の管理所があった。そこには五木町シルバーセンターから派遣されているという管理人さんが居られたので、２０分程この山に咲く花などについて雑談をし、１０時過ぎに登山口を後にした。

　登山口を後にし、杉の植林帯の中を緩やかに登っている登山道を、山頂目指して登り始めた。

　杉林やミズナラ等の生える落葉樹林の林床には、春を感じ取ったバイケイソウが早くも芽を出し始めていた。春が進むと、この辺りはバイケイソウの瑞々しい若葉で、目を楽しませる様になる。

　杉の植林帯やミズナラ等の生える落葉樹林帯を抜けると、開けた草原に出た。ここからは、これから目指す仰烏帽子山が、遥か遠くに見えて来た。左側ピークが三角点がある仏石でフクジュソウの群落がある。

　仰烏帽子山への分岐点、まずはフクジュソウを観賞するため、左へ脚を進め仏石のフクジュソウ群生地を目指した。

　今年も奇麗に咲き誇りました。

　青葉が目立つ様になりましたが、まだまだ見頃は続きます。

　石灰岩に囲まれた、何時もの場所に何時もの様に、咲き誇っています。

　ビロード仕上げでキラキラ輝いています。

　仏石のフクジュソウ群生地で、花をカメラに収める登山者たち。

　仏石のフクジュソウ群生地から、岩場に施された鎖を頼りによじ登り、杉林の中を10分程進むと第一登山口からの元井谷コースと出会った。

　暗い穴の中を覗き込んで見ると、気持悪くなるような生暖かい空気が漂って来た。

　明るい落葉樹林帯の中を山頂へと向かう。

　「フウ〜フウハア〜ハア」急坂を登り切る辺りで大勢のパーティ一一行に迎えられた。リーダーらしき人の一声「道を明けてください」するとさっと大勢の人が右端へ寄り、道を空けてくれた。大勢の前を一人よたよたしながら進むのは気が引けたが、有り難く通してもらった。

（道を空けて頂いた時、ホームぺージ用の写真を撮りたいと断りを入れ撮らせてもらった）

　どんな条件が揃うとこんなコブが出来るのだろうか？。

　山頂が近付くにつれ、落葉樹林帯から馬酔木の生える雑木林へと変った。馬酔木は未だ蕾みばかりで、開花し満開を迎えるのは未だ先の様だ。

　12時過ぎに山頂へ着いたが、辺りに登山者の姿は無く、一人独占して眺望を楽しんだ。

　下山は往路を元井谷コース出会い点まで戻り、その先は、往路で通ったフクジュソウ群生地を通らない、第二登山口へのルートで下山した。このルートでも疎らではあるが、フクジュソウがあっちこっちに咲いていたので、目を楽しませながら下山する事が出来た。