グリーンロードにある、冠ガ岳鉄塔周回コースの駐車場に私の車をデポして、俵山展望所登山口駐車場まで娘に送ってもらった。

　今朝は快晴でヒンヤリとした気持の良い冷気が漂う中、７時３０分に俵山目指してスタートを切った。

　登山口を少し進むとすぐ展望所のあずまやが見えて来た。あずまやから阿蘇山方面を眺めるが、残念な事に濃い靄がかかり、いつもの絶景は得られなかった。頭上は雲一つない真っ青な空なんだけどなぁ！！　展望所からは、いきなり急登する草原の中を登り始めた。急登する登山道脇には、オミナエシを始めとしてタムラソウなど、色々な草花がたくさん咲いていた。写真を取りながら登っていたのであまりきつさを感じなかった。30分程急坂を登ると、比較的平坦な登山道に変ったが、草原の朝露で膝下はびっしょり濡れてしまった。

青空に映えるオミナエシ

タムラソウ

ハバヤマボクチ

　朝露のひどい平坦な草原を２０分程進むと、桧の植林帯に差し掛かった。桧の植林帯の脇を少し進むと登山道は二手に分かれていた。右方向へと進むと「らくらくコース」、直進は丸太の階段を直登するコース、ここは直進した。階段の脇にはミズヒキがたくさん生えていて、玉状の花が朝日を受け赤く照り輝き、とても奇麗だったのでカメラに納めたが、感動したときの奇麗さを撮れなかった。

ミズヒキ

薄暗い林床に朝日を受け、赤く照り輝いた玉の並びが奇麗だったのだが！！

　急坂の丸太の階段を登り上がり、平坦な稜線歩きから、岩の多い剥げた地点に着くと、正面に急坂の登山道が一直線に登っているのが見えた。ここを登るのかぁー「フウーフウハァーハァ」息づかいも荒く、長く感じる坂を上って、ようやく地蔵峠方面と俵山への分岐点となっている尾根に出た。

俵山山頂にて記念写真

　俵山山頂にはマツムシソウやシモツケの花が咲いていた。

正面奥がこれから目指す冠ガ岳。

　中央部分の二つの小高い山が下から一ノ峯その上が二ノ峯

　ピークで２０名程のパーティが賑やかに昼食を取っていた。

　ズルズル滑る急坂をロープに助けられながら一名ずつ下りて来る。行き交うのに暫く待った。

＜リーダーの声かけ＞

＜シルバー男性に対して＞登りの方が居られるので急いで下さい。

＜若い女性に対して＞急がなくて良いからねぇ「ゆっくりでいいよ」

見事なツチアケビ

　俵山から急坂のきついピークを３〜４回越え、やっと地蔵峠方面と冠ガ岳への分岐点に辿り着いた。

冠ガ岳山頂で記念写真

いつの間にか出来ていた林道　　

　涸沢に架かるこの様な橋が二箇所あった。

　この階段を上り終えると、鉄塔周回コース入り口はすぐの所だった。

　グリーンロード脇にある、鉄塔周回コース入り口の駐車スペースに、今朝方デポした私の車が待っていてくれた。